ブログでアフィリエイトを始めたけど、なかなか成約しないのよね。何が悪いのかしら?
副業ブログを始めたのはいいものの、なかなか商品が売れないという悩みを持つブロガーは多いです。
商品が売れない理由は、セールスに必要な情報が欠けているのに加えて、あるたったひとつの法則を理解していない場合がほとんどです。
この法則を理解することで、商品の成約率が劇的に変わります。
この記事では、売れないあなたのブログ記事を劇的に売れる記事に変える7つのチェックポイントをお伝えします。
- 商品が売れるための理解すべき法則
- 自分のブログがなぜ成約しない理由
- 記事改善の7つのチェックポイント
商品を売るために理解すべきたった一つの法則とは?
ブログからモノを売るためにはある法則をしっかりと理解しておく必要があります。
それは以下の3つになります。
- PV(Page View)=閲覧数
- CTR(Click Through Rate)=クリック率
- CVR(Conversion Rate)=成約率
実はWebマーケティングでたったひとつの重要なのはこの「PV×CTR×CVR」という法則です。
それぞれ詳しく解説していきます!
PV(ページビュー)
「PV(ページビュー)」とは単純にページが読み込まれた回数を意味します。
グーグル公式では以下のように定義されています。
ページビューとはブラウザにページが読み込まれる(再読み込される)ことです。ページビュー数は、閲覧されたページの合計数として定義される指標です。
google公式
例えば、Aさんがあなたのサイトに訪れて2つの記事を1回ずつ閲覧するとページビューは「2」ということです。
PVが多いほど記事がたくさん見られている事になるので成約する確率も自然と高くなります。
PVが100とPVが10000のサイトでは、同じ記事内容だとしても後者の方がたくさん売れるのは明らかですよね。
ブログを運営するにあたり、まずは多くのPVを獲得することが第一目標となるのはこのためです。
CTR(Click Through Rate)
PVはある程度理解している人でも、意外と知らないのが「CTR(Click Through Rate)」です。
簡単に言うと「CTR」は「クリックされた率」を意味します。
グーグルの公式説明は以下のとおり。
クリック率は、広告のクリック数を表示回数で割った値です。クリック数 ÷ 表示回数 = クリック率(CTR)の式で表され、たとえば表示回数が 100 回でクリック数が 5 回の場合、クリック率は 5% となります。
google公式
ブログで言うと、記事内の商品購入リンクをどれぐらいの人がクリックして購入ページに遷移したかの割合です。
例えば、PV100の記事で10回アマゾンへのリンクがクリックされるとCTRは10%になります。
下の図の赤枠部分は、実際のとあるASPでの私のCTRになります。
8.1%ということは仮にPVが1000だとすると、そのうち約80回商品がクリックされていることになります。
ジャンルにもよりますが、一般的な平均CTRと比べても高い方かなと思います。
参考までに業界ごとの平均CTRを掲載します。
- グーグル広告の平均クリック率
カテゴリー | 平均クリック率 |
---|---|
出会い | 6.05% |
旅行・観光業 | 4.68% |
擁護団体 | 4.41% |
自動車 | 4.0% |
教育 | 3.78% |
不動産 | 3.71% |
健康・医療 | 3.27% |
法律 | 2.93% |
金融・保険 | 2.91% |
イーコマース | 2.69% |
産業サービス | 2.61% |
家庭用品 | 2.44% |
求人 | 2.42% |
消費者サービス | 2.41% |
B2B | 2.41% |
技術 | 2.09% |
これを見ると出会い関係が圧倒的に高いですが、その他の平均CTRは総じて2%~4%なので、あなたの記事のCTRがこれ以下だと改善の余地があるというわけです。
私たちブロガーはCTRを見ることで記事が読者に刺さっているかをある程度判断することができます。
CTRが高い記事は、読者の共感を得ている証なので成約のチャンスが大きくなります。
CVR(Conversion Rate)
「CVR(Conversion Rate)」は良くマーケティング用語で耳にする「コンバージョン」というもので、「成約した率」を意味します。
以下、グーグルの説明文です。
コンバージョン率は、コンバージョン数を、同じ期間中にコンバージョンまで追跡できる広告インタラクションの合計数で割ったものです。たとえば、インタラクション数が 1,000 回でコンバージョン数が 50 回の場合、コンバージョン率は 50 ÷ 1,000 = 5% で、5% になります。
google公式
アフィリエイトの最終目標は商品を購入してもらったりサービスに契約してもらうことなので、「CVR」が高ければ高い程効率的に収益化できているということになります。
一般的にクリック数からのCVRの平均は2~3%と言われているので図の9.7%と高い方だと言えると思います。
先ほどと同じように仮にPVが1000、CTRが8.1%、CVRが9.7%とすると、
PV 1000 × CTR 8.1% × CVR 9.7% ≒ 7.85
つまりは約8件の成約となります。
ただし読者は商品リンクをクリックしてからも、販売ページ先の関連情報を加味して最終的に購入をするかを決めるため、CVR率を調整することは基本的に不可能。
なのでCTRを少しでも高めることが重要になります。
CVRはリンク先のLP(ランディングページ)の質に左右されることが多いです。
一番大事なのはクリックされた率(CTR)
商品を売るのに理解すべきたった一つの「PV(閲覧数)×CTR(クリック率)×CVR(成約率)」という公式。
この中で収益を上げるために特に重要なのはCTR(クリックされた率)です。
PVを増やすには記事をたくさん書けばある程度可能ですが、クリック率を上げるには内容が良質でないといダメです。
良質な記事とは読者が「興味・関心」を持ち「共感」できる記事であり、共感できない記事の商品リンクがクリックされることはありません。
つまり読者が「そうそう、それ知りたかったのよね」と納得する記事を書くことがクリック率を上げる上で大切であり、成約数を伸ばす唯一の秘訣。
前述のとおり成約率(CVR)は関与できる範囲が少ないため、PVとCTRをどれだけ上げれるかがブロガーの使命。
共感を得る記事を書くための7つのチェックポイント
ブログ記事から何かを購入してもらうには、記事内容に「興味・関心」を持ち、「共感」してもらう必要があることは先ほど述べました。
ではなぜ「共感」必要なのか?
答えは「共感」できない記事は「信用できない」からです。
あなたは信用できない記事から商品を買いますか?
信用できない記事からはたとえその商品に魅力を感じたとしても買わないですよね。
商品を購入してもらうには興味・関心を引くだけではダメで、「共感できて信用に足る記事」の提供が必要です。
つまり「共感できないない人からは買いたくない」ということです。
以上を踏まえて、売れる記事の条件を満たすのに必要なチェックポイントは7つ。
- メリット・デメリットは明確か
- 商品(サービス)詳細は載せているか
- 書き手の体験談を紹介しているか
- 他人のレビューを紹介しているか
- 他の製品と比較しているか
- 今申し込むべき理由を提示しているか
- 買った後の未来を想像させているか
「PASONAの法則」や「BEAFの法則」って聞いたことないですか?これらもセールスライティングのフレームワークになります。
それでは売れる記事の条件7つを順番に見ていきましょう。
① メリット・メリットが明確か
メリットとデメリットがはっきりと書かれていないと読者は共感できません。
特にありがちなのはデメリットについて触れていないパターン。
デメリットを書くと商品が売れないのでは?と思うかもしれませんが、実際は逆。
人は成功以上に失敗を恐れる生き物なので、読者が求めているのは「不安を取り除いてくれるかどうか」という点が一番大きかったりするのです。
なので、読者に不安要素をしっかりと伝えて初めて、商品購入を検討してくれます。
メリットしか書いていない記事って信用できなくないですか?
もちろんデメリットは嘘偽りなく伝えた上で、メリットがしっかりそれを上回ることを共有する必要があります。
② 商品(サービス)詳細は載せているか
扱う商品の基本情報は商品について初めて知る人もいるのでしっかりと掲載が必要です。
必要な項目は例えば以下のような点です。
- 商品の大きさ・重さ
- 商品の材質
- 商品の特徴的な性能
- 商品のシリーズラインナップ
さらに基本的な情報を裏付ける写真などがあれば、読者により明確なイメージを与えることができます。
この時宣材写真ばかりを使うのではなく、自分で撮影した写真も織り交ぜると信憑性が増します。
③ 書き手の体験談を紹介しているか
商品のメリットやデメリット、詳細なスペックがわかったとしても読者が本当に知りたいのは書き手の「主観」です。
商品のメリットやデメリットを書き手は実際にどう感じたのか、リアルな「体験談」こそが読者の不安を取り除いてくれる一番の要素になります。
体験談は思いっきりあなたの感じた「主観」をかたることが記事の個性になり、共感につながります。
またサービス利用契約を促す場合は、申込や解約までの手順を丁寧に解説してあげることも重要です。
④ 他人のレビューを紹介しているか
自分の体験もさることながら、他人のレビューを載せることも記事の信用度を上げるのに重要な要素。
例えばアマゾンのレビューには購入して初めて気づいた点や、買う前と買った後の印象の違いなど、たくさんの参考になる情報があります。
それらを紹介しつつ「自分はどう感じたか」を提示することで読者により判断材料を与えることができます。
マイナスな口コミを紹介しつつ、リスクについての考えも主張して「購入しても大丈夫」という印象を与えてあげるとベストです。
⑤ 他の製品と比較しているか
他の製品との比較は「ダブルバインド」という心理テクニックです。
例えば気になる人をデートに誘う時に、
- 「今度食事に行かない?」
- 「イタリアンとフレンチ、どっちが好き?」
どちらが成功しやすいでしょうか。
答えは後者です。前者は食事自体を断る可能性を残しているのに対して、後者は2者択一を提示している時点で食事に行く前提となっています。
商品やサービスを紹介する場合も、売りたい商品と異なるグレードと比較したりプランによる違いを紹介したりすることで、買わない(契約しない)という選択肢を除外します。
ライバルと比較する場合は、ライバルより勝っていることをはっきり主張しないと逆効果になる場合があるので注意です。
⑥ 今すぐ申し込むべき理由を提示しているか
これはいわゆるキャンペーンなどが該当します。
具体的な例だとこんな感じです。
- 「今なら〇〇が無料!」
- 「〇〇個限定!」
- 「〇月〇日までに申し込むとキャンペーン価格!」
ちなみに、やっぱり「無料」というのは圧倒的に刺さります。
人は「損をする」ことを極端に恐れるので、無料キャンペーンは「今動かないと損しますよ」という背中押しには最強の言葉です。
ちなみにリンク上下にキャンペーン内容を入れると成約率が上がるというデータもあるようです。
具体的にはこんなやつですね。
購入への誘導ボタンの表現はワードプレスのテーマによって機能が異なりますが、有料テーマはより視覚的に訴えること機能が備わっていたりします。
⑦ 買った後の未来を想像させているか
商品やサービスを手に入れた後、読者の生活がどのように変わるのか現状と未来の違いを想像させてあげることで人は購買意欲がアップします。
例えば、
- ハイエースで家族とキャンプに出かける
- 一眼レフカメラを買ったら絶景が撮影できる
といったように、商品を購入した後に得られる楽しい未来を提示してあげることが大切です。
つまり物の値段や性能以上に、商品によって今後体験できる未来を妄想させるのが成約の近道。
ワクワクする未来を読者にイメージさせることができれば、成約率は格段にアップします。
ブログ記事は読者の共感を得られるかが鍵
アフィリエイト記事を書く上での大切な点を紹介しました。
最後にまとめです。
- PV×CTR×CVRを意識する
- CTRを上げる
- 7つのポイントを意識して読者が共感できる記事を書く
成果がなかなか出ない方はこれらをチェックしてみてください。
今回は以上になります。
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