ブログの書き方の基本ってあるの?
ブログを始めたいけど「どうやって文章を書いていいか分からない」、または書いてみたけど「しっくりくる文章が書けない…」、こんな悩みを抱えている人。
これらの多くの人は、恐らく何となくブログを書いています。
そして下準備をせずにいきなり書き出している可能性があります。
ブログ記事にはちゃんと書き方が存在します!
なので今回はブログにおける文章の書き方を伝授します。
- ブログの書き方
- ブログを書く前の準備
- 文章スキルを身に着ける方法
ブログには書き方がある
冒頭お伝えしたとおりブログ記事を日々なんとなく書いている人、これ絶対にNGです。
何故なんとなく書く人が多いかというと、これはアメブロなどに代表される「日記的ブログ」のイメージの影響が大きいです。
芸能人が「今日は○○に行ってきました~」とか、「このコスメおすすすめです!」とかいうアレですね。
断言できるのですが、有名人を除いて誰もあなた日常には全く興味がありません。
なのでなんの影響力もない一般人が芸能人のように日記的なブログを書いたところでムダなんです。
芸能人ような日記的なブログは絶対書いてはダメ!
芸能人は知名度と信頼度があるので日記的ブログでも成り立っているということを自覚しましょう。
では一般人の我々がブログを書くときはどうすればよいか。
それは読者の知りたいことを教えたり、悩みを解決する文章にするということです。
つまり人の役に立つ記事を書くことで、初めて私たちのブログは存在意義が出るのです。
ブログは書く前の準備が大事
人の役に立つ記事を書くといっても、いきなり書きはじめて良い記事は100%書けません。
ブログを書き始める前に、書きたい気分をグッと抑えてまず以下の準備をしましょう。
- どんなキーワードで書くのかを決める
- ペルソナは誰かを明確にする
- 記事で何を解決するのかを考える
- キーワードを含めたタイトルを決める
- 文章の構成(見出し)を先に決める
順に説明します。
どんなキーワードで書くのかを決める
どんなジャンルの記事を書くにせよ、人間である以上、必ずそのジャンルにおける知りたいことや悩み、不安があります。
人はそんな状況になった時に、特定のキーワードで検索して解決策を探ります。
なのでユーザーがよく調べているキーワードのニーズを探ることが重要ですが、具体的な方法はいくつかあります。
- Googleで気になるキーワードを実際に検索してみる
- キーワードの関連性を提案してくれるツールを利用する
- Yahoo!知恵袋などでどんな質問がされているか調べる
たとえば「引越し」なら、必要な手続きや費用、引越し業者の名前などが良く検索されますよね。
一番簡単な方法は、実際に自分が気になるキーワードを検索してみることです。
検索結果で上位表示される記事はGoogleの評価が高いということなので、検索意図に応えている場合が多く、書くときの参考になります。
さらにキーワード検索と合わせてキーワードの関連性を調べるツール、「キーワードプランナー」や「Ubersuggest」、「OMUSUBI」などを併用することで、より精度の高いキーワードの絞り込みができます。
また「Yahoo!知恵袋」には読者の切実な悩みが投稿されているので、お宝キーワードが眠っています。
悩みに対する回答も投稿されているので「どんな悩みがあるのか」と「どういう解決方法があるのか」の両方を知るのに便利。
キーワードの選定をはじめにしっかりしておくことが、「人の役に立つ記事を書けるかどうか」のキーポイントになります。
キーワード選定も今日明日に習得できるものではないので、日々のブログ執筆を通して練習を重ねていきましょう。
ゼロからでもコツコツやっていけばSEOで上位表示できるようになります。
ペルソナは誰かを明確にする
みんなが記事を書くときにやりがちなのが「万人に向けて書いてしまう」というもので、多くの人に見てもらいたいという気持ちからなるのですが、これは逆効果。
万人に向けた記事は深い悩みを解決できません。
したがって記事を書く時は、誰か一人に向けて書くのが大事です。
英会話初心者に向けた記事を書く場合 |
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英会話を始めたい人に向けたオススメの勉強方法 |
転職を見据えスキルアップのために英会話力を身につけたい30代ビジネスマンに向けたオススメ勉強法 |
以上のように英会話を始めた全員に向けて書くよりも、英会話を始めたいと思っている理由が具体的な人に向けたほうが、より刺さる記事が書きやすいのは想像できると思います。
ただし注意すべきなのは、年齢や性別・職業・趣味を仮設定しても人物像が浮かばないと意味はないという点。
なのであまりに細かく設定は不要です。
例えば「25歳独身のサラリーマンで年収は300万。趣味は休日のカフェ巡りとサイクリングで、仕事場にも今流行りの自転車通勤をするアクティブ系男子」としたところで、「???」という感じですよね。
ブログを執筆する場合において、ペルソナ設定の範囲は「身近な誰かを思い浮かべる」でOK。
例えば以下のような感じです。
- 家族
- 友人
- 過去の自分
- 職場の同僚
この中でも「過去の自分」をペルソナ設定するのは、どういった検索意図を持って検索したのか自分の体験を参考にできるのでブログ運営にはかなりオススメです。
記事で何を解決するのかを考える
また記事を書くからには、記事を読むことで読み手の悩みを解決できなければなりません。
記事を読んだ後に、読者が「この記事を読んで役に立ったな」と感じる内容にする必要があります。
なので、一番重要なのは「再現性」。
実体験から独自の解決を提案するのも良いですが、読者が実践できて再現性のあるアンサーでなければ意味がありません。
記事を書く時はあくまでも読者目線を忘れずに。
キーワードを含めたタイトルを決める(最後でもOK)
タイトルは記事の顔です。
当然ながら記事内容に関係する記事タイトルにするのはもちろん、キーワードを必ずタイトルに含めましょう。
タイトルを決める時のコツは以下の5つです。
- 読者のベネフィットを提示する
- 適切な文字数にする(30〜40文字)
- キーワードを入れる(なるべく文頭に)
- 内容とタイトルをマッチさせる
- 具体的な数字を明示する
例えばこの記事のように、ブログの書き方についての内容なのに、タイトルに「ブログ」や「書き方」のキーワードがなければ論外です。
そうは言っても、記事内容とマッチする適切なタイトルを付けるのは簡単ではありません。
記事を書く前にある程度のタイトルを想定し、記事を書きながらタイトルをさらに精査していくのがオススメです。
文章の構成(見出し)を先に決める
キーワードを決めたら、文章の構成を考えましょう。
構成とはどういった見出しで文章を展開していくか、ということです。
見出しの役割は、行ってみればミニタイトルなので、本文への橋渡し。
これから読む本文がいったいどういった内容なのかを端的に知らせる役割があります。
また見出しは検索エンジンに記事の内容を理解させる目的もあるので、正しく使う必要があります。
具体的には、見出しには大見出し(H2)>中見出し(H3)>小見出し(H4)のように階層があるので、この階層順を守って使用するようにしてください。
ブログにおいて見出しはめちゃくちゃ重要!見出しを正しく使うことで読みやすい記事になります。
2つのライティング:その① セールスライティング
キーワードと文章構成が決まったらいよいよ文章を書く段階ですが、実はブログ記事のライティングには2つの方向性があります。
ひとつはセールスをするために読者の心理を捉えるセールスライティング、そしてもうひとつは主にGoogle検索での上位表示を獲得するための対策としてのSEOライティングです。
以上の二つの方向性から記事を書き進める必要があるというわけです。
まずはセールスライティング、つまり売るための文章を書くテクニックについて紹介します。
- PREP法やPASONAの法則に沿って書く
- 漢字・ひらがな・カタカナのバランスを考える
- 文章を簡潔にして難しい表現を避ける
- 話し掛けるような文章を心がける
- 見た目を整える
順に見ていきましょう。
「PREP法」や「PASONAの法則」で書く
文章には、シンプルで説得力のある文章が書ける文章構成手法があります。
その代表的なものが「PREP法」や「PASONAの法則」です。
ちなみに「PREP法」は以下の形で文章を構成することをいいます。
- Point:要点(主張)
- Reason:理由
- Example:具体例
- Point:要点(まとめ)
「P・R・E・P」はそれぞれの文章構成の頭文字を表したものです。
「PREP法」はつまり、主張をまず初めに伝えた後にその主張に至った理由を具体例やデータをもとに裏付け、最後にもう一度要点をまとめるという文章構成になります。
一方で「PASONAの法則」はもう少し論理的な展開になります。
- Problem:問題
- Agitation:煽り
- Solution:解決
- Narrowing Down:絞り込み
- Action:行動
②の「煽り」部分は、アフリィエイトで商品を買ってもらう場合に有効で、「現状のままではヤバい」「現状のままでは何も変わらない」という現実を読者に認識させ行動させるきっかけづくりとなる仕掛けです。
PASONAの法則は、悩みを具体的に問題提起して危機感をあおり、解決策を提示。解決策を理解させたところで対象者や期間を限定することにより、緊急性をアピールし即行動を促す文章モデルです。
ちなみにPASONAの法則には、②の部分をAffinity(親近感)とする「新PASONA」の法則というものもあります。
漢字、ひらがな、カタカナのバランスを考える
文章を書く時には、漢字・ひらがな・カタカナのバランスにも気を使いましょう。
漢字ばかりだと読むのに疲れる、ひらがなばかりだと読みにくい、カタカナが多いと難解に感じるなど、読者にマイナスイメージを与えてしまいます。
最も良いバランスは「漢字2:ひらがな7:カタカナ1」で、文章の黄金比と言われています。
具体例を見てみましょう。
漢字の多いパターン
ブログ初心者は、一旦一年間は諦めず継続して記事を執筆した方が良い。何故ならどんなに頑張っても直ぐに検索で上位表示されることは無く、最低でも三箇月は必要とする傾向が有るからです。
バランスの良いパターン
ブログ初心者は、いったん1年間はあきらめず続けて記事を書いた方がよい。なぜならどんなに頑張ってもすぐにグーグルで上位表示されることはなく、最低でも3か月は必要とする傾向があるからです。
漢字の多いパターンは全体の40%が漢字なのに対して、バランスの良いパターンは漢字の割合が20%程度なので、一見するだけでもあきらかにひらがなの多い方が読みやすいです。
漢字の多いパターンは読みにくく瞬時に内容を理解しにくいの対して、バランづ型は、すっと頭に入りやすいです。
漢字がどうしても多くなる場合は、思い切って別の表現に変えてみるのもひとつです。
文章はなるべく簡潔にする
ブログを書いていると無意識のうちに、回りくどい表現を多用してしまいます。
そしてボキャブラリーの豊富さをアピールして、読者に文章でマウントを取ろうとしてしまうもの。
たとえば、
A:大谷翔平という選手が巨星だということは、誰がみても明白だと思います。
一見すると知的で丁寧な文章ですが、以下のようにすべきです。
B:大谷翔平がスーパースターなのは、誰がみても明らかです。
Aは「という」「〜ということ」のように内容説明の言葉が入っているせいで、文章を非常に回りくどいものにしているのに対して、Bはそれらを省くことで文章が短くシンプルになります。
さらに「巨星」というちょっと知的な表現をしていますが、とてもわかりにくい。
加えて文末の「〜だと思います。」は、文章の説得力を失うので極力使用しないようにしましょう。
「〜と思います。」が100%ダメというわけではないです。ただし商品やサービスを紹介する際はなるべく断言する表現を使うべきです。
話し掛けるような文章を心がける
人は会話の内容の方が、書籍や雑誌からの情報よりも深く心に残ることが多いです。
なぜなら人の心を動かすのは「論理」でなく「感情」だからです。
テレビなどの映像でもたいていテロップなどの文字よりも会話シーンの方が記憶に残っているはずで、「人の会話」には感情がこもっていて、人の心に刺す力があります。
なのでブログで文章を書く時も、綺麗に書きすぎず、会話の延長のような文体を心掛けましょう。
口語調とは言わないまでも、学術書を書くような硬い表現はやめた方が無難。会話っぽい文章の方がスルッと頭にも入るよね。
メンタリストDAIGOさんの「人を操る禁断の文章術」にも同じ意図が書かれているので、気になる方は読むと文章術が爆上がりします。
見た目を整える
文章の構成や言葉選び以外にも、見た目をわかりやすくことも読みやすくとても重要な要素です。
冒頭にのべたように、ストレスを感じると読者は読み飛ばすのでなるべく見やすいデザインを心がけたいところ。
ここでは文章をさらに読みやすくするTIPS をいくつか紹介します。
- 同じ語尾を続けない
- 一段落は2〜3行にする
- 行間を空ける
- 装飾や色使いはシンプルにする
- 箇条書きや吹き出しでメリハリをつける
- 適度に画像や図解を使用する
ひとつの文章が5行10行と長かったり、同じような文末(〜です、〜ます。)が続くと、文章を読むこと自体に不快感を覚えてしまいます。
また見出し(H2)ごとに写真を入れ、文中でも適度に写真や図解を織り交ぜることで飽きさせない工夫したり、色使いを統一するなど見た目のアプローチも行うとさらに好印象になります。
ブログの見た目もかなり重要。ただしあくまでも内容が第一なので凝りすぎて文章を書くことをおろそかにしないように。
2つのライティング:その② SEOライティング
セールライティングに続いて、もうひとつのライティング手法がグーグルやYahoo!における上位表示を得るためのテクニックで、SEOライティングと呼ばれるものです。
SEOライティングはGoogleの検索ロボットがクロールした時にわかりやすく最適化されている文章を意味します。
例えば見出しに記事内容を表すキーワードが入っているか、H1・H2・H3タグは正しい階層で使用されているか、記事に専門性・権威性・信頼性が見られるかなどが指標となります。
具体的には以下のとおり。
- E-A-Tを高める
- alt属性には画像説明文を入れる
- HTMLタグを正しく利用する
- タイトルキーワードは左に寄せる
- 指示代名詞を極力避ける
- 表記のゆれをなくす
- 共起語を意識する
- 内部リンクにもキーワードを入れる
順に見ていきましょう。
E-A-Tを高める
Google社が創設後に掲げた10か条「Googleが掲げる10の事実」によると、「1つのことをとことん極めてうまくやるのが1番」というのがあります。
その中に、
1ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Googleが掲げる10の事実
とありますが、こそがE-A-Tと呼ばれる「専門性・権威性・信頼性」を指しています。
噛み砕いて言うと、特定のテーマを深掘りして多くの人が信頼できる内容を書くことに他なりません。
またEATを高めるには、他人の記事にはない情報を盛り込んだオリジナリティのある記事を書くことが近道です。
自分の体験談はオリジナリティの代表例として、必ず文章構成に組み込んでいくべきです。
alt属性には画像説明文を入れる
ブログの文中には写真や図解が欠かせないですが、使用する画像や図解のalt属性には「その画像が何であるか」がわかる画像説明文を入れましょう。
alt属性を設定しておけば万が一画像が読めない時でも説明文が表示され、読者にとって親切なサイトとしてGoogleの評価も上がりやすくなります。
alt属性の設定はついつい忘れがちなので、過去記事も特にリライトの後は定期的にチェックしたいところ。
HTMLタグを正しく使用する
文章中で分かりやすく説明するために、箇条書きや引用文を積極的に使うことをオススメしますが、使用する際はHTMLタグ(マークアップ)を正しく使って表現しましょう。
タグの種類 | htmlタグ(マークアップ) |
---|---|
引用タグ | 「<blockquote>〜</blockquote>」を使用して引用する文章を囲む |
リストタグ | 「<ul><li>〜</li></ul>」を使用して箇条書きする文章を囲む |
引用タグはGoogleに情報の裏付けの正しいエビデンスとして認識してもらえるし、リストタグは「まとまった情報の表示」として読みやすさをアピールできるので、SEO的にも効果があります。
同じ引用や箇条書きをするにしても、SEOに効果の高い書き方が必要ということです。
タイトルキーワードは左に寄せる
SEOに効果的なタイトルの付け方の一つとして、なるべくキーワードを左寄せするのが望ましいです。
昨今はタイトルにおけるキーワードの位置はあまり関係ないという話もありますが、Googleのクローラーもキーワードを一定の法則で認識しているはず。
なのでタイトルに複数のキーワードが含まれる場合、最初に出てきたキーワードを優先する可能性が高いです。
意図しないキーワードで記事を誤認識されるのを防ぐためにも、文頭にキーワードを持ってくるのをオススメします。
キーワードを欲張っていくつも入れすぎないように注意しよう。多くても3つまで、できれば1記事1〜2キーワードにしましょう。
指示代名詞を極力避ける
「これ」「それ」「あれ」「どれ」といった指示代名詞は、前後の文脈がないと自分が読者の場合、何を指しているか分かりづらいですよね。
SEO的にも同じで、検索エンジンが記事をクロールするときに指示代名詞が多いと何の記事か認識しづらく、低品質とみなされてしまいます。
ブログの見た目もかなり重要。ただしあくまでも内容が第一なので見た目に凝りすぎて文章を書くことをおろそかにしないように。
表記のゆれをなくす
日本語には同じ意味でも表記の仕方がたくさんあり、それが日本語の美しさともいえるのですが、表記のゆれが多すぎると分かりにくい文章ととらえられる危険性があります。
読み手にも表記ゆれのせいで文章の理解に時間が掛かるのはもったいないので、なるべく表記は統一したいところ。
表記のゆれには以下のようなものがあります。
表記の種類 | 表記の具体例 |
---|---|
送りがな | 「引越し・引っ越し・引越」「見積もり・見積り・見積」 |
カタカナ(外来語) | 「ヴァイオリン・バイオリン」「サーバ・サーバー」 |
漢字 | 「犬・いぬ・イヌ」「猫・ねこ・ネコ」「薔薇・ばら・バラ」 |
人名・地名 | 「斉藤・斎藤・齋藤」「市ケ谷・市ヶ谷」 |
またSEO的な側面からも表記ゆれによって検索順位に影響を及ぼす場合も。
例えば「見積もり・見積り・見積」では同じ意味のキーワードでも検索順位に変化がでます。
同じ意味のキーワードでも表記ゆれの含めて取り入れた方が広く検索にヒットするのではという意見も存在します。
しかし「Googleが掲げ得る10の事実」にもあるユーザーファーストの視点を考えれば、表記のゆれは原則統一するのがベターでしょう。
共起語を意識する
共起語とはあるキーワードに対して関連性が強く、頻繁に一緒に使われる言葉のことで、例えば「ブログ」なら「記事」「カテゴリー」「ワードプレス」などの単語が該当します。
Googleで上位表示を取るには、読者にとって有益なコンテンツである必要がありますが、これは読者の検索結果に対して「より深い情報を持って答えてくれるコンテンツ」に他なりません。
なので共起語を多く含む記事はGoogleの検索エンジンにとっても有益なコンテンツであるかどうかの重要な目安となっています。
キーワードが決まって記事を書き出す前に、共起語を調べて頭の片隅に入れつつ記事を書くだけで文章のクオリティが変わってくるでしょう。
ただし無理やり山盛り共起語を入れ込こんで文章が分かりにくくなっては元も子もない。あくまで文章の流れに沿って入れるように。
内部リンクにもキーワードを入れる
新しく記事を書いたら、過去に書いた関連する記事と内部リンクで繋ぐことが大事ですが、その際にアンカーテキスト(リンクのテキスト)にもキーワードを入れましょう。
これによりリンク先の内容をGoogleのクローラーに正しく伝えることができるので、結果として検索順位やSEOの評価が上がる可能性が高まります。
具体例
『ブログを始める時の注意点をもっと詳しく知りたい人は、『【失敗しないために】副業ブログを始める時に注意すべきこと9箇条』もあわせて読んでみてください。」
リンクのテキストを「もっと詳しく知りたい人はこちら」みたいにするより、上記のようにリンク先の内容が何なのか一目瞭然なため読者のユーザビリティも良くなりコンバージョン率も上がります。
具体例ではリンク先の記事のタイトルをそのままアンカーテキストとしていますが部分的使用もOKです。
書き終えたらアップ前にすること
記事を書き終えたらすぐにアップしたいところですが、投稿前に次のこと必ずチェックしましょう。
- 完成した文章を一度寝かす
- スマホでの見え方をチェックする
- 声に出して読んでみる
- 定期的にリライトする
- アイキャッチを作り込む
苦労して書いた記事ほどすぐ投稿したくなりますが、特に一気に書き上げた場合は少し寝かして読み返してみると、随分と独りよがりな文章になっていることがよくあります。
また読者の大半はスマホユーザーなので、必ずスマホでの見え方をチェックしてください。
私はスマートフォンでの改行終わりなど、見え方が気に入らない場合は言い回しを変えたり文章自体を短くしたりしています。
また出来上がった文章を声に出して読んでみるのも効果的。
そして投稿後も定期的、できれば数ヶ月に1度は内容を見直し、古い情報があれば修正削除して新しい情報を追記するなどのメンテナスを怠らないようにしましょう。
ブログで稼ぐ力をいち早く身につける方法とは?
ブログで稼ぐ一番の近道は、先に紹介したセールスライティングとSEOライティングを駆使してなるべく早く、効率的に「文章力を養う」ことです。
そのための方法を3つ紹介します。
- セールスライティングとマーケティングの本を読む
- とにかく記事をたくさん書く
- WEBライターに応募してみる
順に説明します。
セールスライティングとマーケティングを学ぶ
文章力を向上させるのに最も確度が高いのは、プロの技術を学ぶことです。
ネットやYoutubeにもライティングやマーケティングについて、有料無料たくさんの情報が転がっていますが、実際にどれが有益なのか客観的に分かりにくい場合もあります。
その点書籍は、プロのライターやマーケターが執筆したものも多くアマゾンなどの口コミから読んだ人の感想も拾えるので、失敗が少ないといえます。
セールスライティングとマーケティングは密接に関係しているので、併せて読むとさらに効果的です。
とは言ってもどれを読んでいいか分からないという初心者のために、おすすめの書籍をピックアップしました。
とりあえず以下の6冊を読んでおけばOKです。
読んでおきたいセールスライティング本
読んでおきたいマーケティング本
電子書籍版もあったりしますが、紙の書籍の方が調べやすいし記憶に残りやすいのでおすすめです。
5冊も読めん!という方はとりあえず下の本だけ読みましょう。少し高いですが人がモノを買う心理がすべて凝縮されている一冊です。他の本を全て買うよりは安い(笑)。
- 人が何を求めているのか。
- 人は自分の求めているものをどう思っているのか。
- なぜ人はそういう行動をとるのか。
「現代広告の心理技術101」は、一冊でこれらがすべて学べますし、ブログだけでなくTwiiterなどのSNSでの発信でも使える心理テクニックが学べます。
とにかく記事をたくさん書く
いくらライティング知識をインプットしてもアウトプットしないとライティング力が身につくことはないので、知識を吸収したら間隔を空けずに記事を書くのが大切です。
よく「ブログで稼ぐには最低100記事は書け」と言われますが、これは半分正解で半分間違い。
記事数を重ねるのが目標ではないので100という数字には意味はないですが、100記事も書けばその過程で様々な問題や疑問に当たります。
正しい知識を持って、都度どう解決すべきかを考えていけば、普通は確実に上達するということです。
ただし何も考えずに100記事投稿することだけに注力して浅い内容を積み重ねるのはやめましょう。
大事なのは記事を書くことを通して「いかにたくさんのトライ&エラーを繰り返したか」なのをお忘れなく。
Webライターに応募してみる
こちらは実践編ですが、ある程度ブログで記事を書いた、Webライターに応募してみるのも手。
ブログ運営の実績があるとポートフォリオとしてアピールできるので受注の確率も高くなり、副収入も得られるので一石二鳥です。
何より記事を書くことで収入になるのでモチベーションも上がるし、納品物として記事を書くのはより責任が伴うのでより真剣に向き合えるはずです。
応募するのはタダだから思い立ったらぜひチャレンジしてみよう。新しい挑戦は視野も広がる!
文章の書き方を正しく学べばブログで稼ぐことはできる
紹介した方法を守って記事を書いていけば、個人差はあるにせよだいたい30記事も書けばコツが掴めてきます。
その上でもブログ執筆で最も大事なのは「読者目線を持つこと」。
「自分が読者としてこの記事に触れた時にどう感じるか」を念頭に置いて執筆をしてください。
最後におさらいです。
- セールスライティングとSEOライティングを意識する
- 書き終えてもすぐにアップせず必ず推敲を行う
- とにかく沢山の記事を書いPDCAを回す
- 常に読者目線を持つ
今回は以上になります。
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