SEO対策をする上で必要なおすすめツールって何?
ブログで稼ぐためには、ブログ記事へ集客が必要ですが、そのために避けて通れないのが「SEO対策」です。
SEO対策は手動でもある程度可能ですが、今は便利なツールがたくさん存在するので、ツールを使いこなすことでSEO攻略がグッと近くなります。
無料から有料までいろいろ便利なSEO対策ツールが存在します。
この記事では、ブログを運営するなら押さえたいSEO対策ツールを18個紹介します。
- 無料・有料で使えるSEO対策ツール
- 中でも特におすすめしたいツール
- ブログ記事を書く時のSEOツール使用例
SEO対策ツールの種類について
SEO対策ツールといっても、様々な用途に応じたSEO対策ツールがたくさん存在します。
ざっと分類すると以下のようになります。
- サイト分析・診断ツール
- キーワードサーチツール
- 検索順位・競合チェックツール
- ドメインパワーチェックツール
- 重複コンテンツチェックツール
これら以外に、SEMrushやAhrefs(エイチレフス)のような、あらゆる機能を兼ね備えたプロ向けのSEOツールもありますが、ここでは無料もしくは有料でも安価で扱えるものに絞っています。
ちなみにAhrefsは月額25000円とかなり高額。お試しの無料版を使うこともできるので興味ある方はみてみてください。
サイト分析・診断ツール
サイト分析ツールは、サイト全体のアクセス状況や流入経路、検索キーワードをモニタニングして効果を測定したり、SEOの重要な指標のひとつであるサイトスピードを数値で算出するなど、ブロガーがSEO対策する上で絶対に欠かせない機能を搭載したツールです。
Google Analytics(グーグルアナリティクス)
「Googleアナリティクス」は、Googleが無償提供しているアクセス解析ツールで、サイトへのアクセス数や他サイトからの流入経路、リアルタイム訪問者数流入、広告流入などをモニタリングできます。
ちなみに月に1000万ヒット(Googleアナリティクスデータ送信の回数)をオーバーすると有料になりますが、一般の方はまず間違いなく無料で運用できるので、必ず使用すべきツールです。
- 色々な視点からサイトの解析が可能
- 利用方法は結構複雑だがネットや書籍で使い方を学べる
- 設定次第では上級者向けの複雑な解析をすることも可能
- とにかくブロガー全員に必須
「Googleアナリティクス」は、今更説明も必要ないかもですが、SEO対策の基本中の基本ツールです。
Googleアナリティクスを使うなら「AnalyticsPM」というアプリがおすすめです。ブロガー御用達で公式アプリよりも見やすいですよ。
その他の情報
URL | https://analytics.google.com |
利用条件 | 無料で利用可能(月1000万ヒットまで) |
運営母体 | Google社 |
Google Search Console(サーチコンソール)
「Google Search Console(サーチコンソール)」 は、通称「サチコ」と呼ばれるサイトの内部診断ツールで、アナリティクスと同じくGoogleが無料で提供しています。
Googleサーチコンソールの最大の特徴は、サイト全体の合計クリック数や合計表示回数、平均クリック率、平均順位などが一目でに確認できる点で、記事単位でGoogleの検索エンジンにおける表示順位をチェックしたり、どの記事にどんなクエリ(検索キーワード)で流入してきているかも簡単に確認できる優秀なツールです。
Googleアナリティクスがユーザーのアクセス情報を分析するのに対して、Googleサーチコンソールはそのサイト自体を分析して可視化するツールという違いがあります。
- サイトの問題点を検出したらメール通知してくれる
- サイトへ流入してきている検索キーワード(クエリ)が取得できる
- Googleの検索エンジンへのインデックス状況の確認・サイトマップ送信も可能
- とにかくブロガー全員に必須
個人的にはグーグルアナリティクスよりもサーチコンソールの方が圧倒的に使用頻度が高いです。
その他の情報
URL | https://search.google.com |
利用条件 | 無料で利用可能 |
運営母体 | Google社 |
Page Speed Insights
「PageSpeed Insights」は、Googleが無料で提供しているサイトの読み込み速度を診断するツール。
サイトスピードを測りたいWebサイトのURLを入力するだけで、PCとモバイルそれぞれの読み込み速度を100点満点中何点かで評価してくれます。
100に近いほど読み込み速度が早く高評価となり、58~89が平均的な速度ですが、49点以下だと遅く低評価となるので改善が必要となります。
サイトスピードが遅いとSEOの上位表示において多大な影響を与えることになるので、特にモバイルのスピードはPageSpeed Insightsにて定期的にチェックすることをおすすめします。
- SEO対策に重要なサイトの読み込み速度を数値化
- 読み込み速度を上げるための改善項目を確認できる
使用していないCSSやJavaScript も確認できるので、しっかり確認しておきましょう。
その他の情報
URL | https://pagespeed.web.dev/ |
利用条件 | 無料で利用可能 |
運営母体 | Google社 |
SEOチェキ!
「SEOチェキ!」は、SEO対策する上で役立つ情報をお手軽に調査できる無料SEOツールで、ブログ初心者でも簡単に使えます。
発リンクや内部リンク数、ディスクリプション、サーバー・ドメインなどの基本情報をはじめ、検索順位チェック、キーワード出現頻度チェック、Whois情報、サイトSEOチェック、アレクサでのトラフィックランクなどが一覧で確認できるのが特徴です。
さらにSEOチェキ!から「シミラーウェブ」や「Page Speed Insight」へも簡単にアクセスできたりととても使い勝手の良いサイトです。
- サイトが簡素で感覚的に使用が可能
- URLを入力するだけで様々な情報が一発で取得できる
- すべての機能が無料で利用可能
個人の作ったサイトと思えないぐらい便利度が高いサイトです!ブックマークしておいて損はありません。
その他の情報
URL | https://seocheki.net/ |
利用条件 | 無料で利用可能 |
運営母体 | ロプロス氏が個人運営 |
keywordmap
「keywordmap」は、競合分析から広告調査、コンテンツ作成など、検索流入を最適化のための機能を50種類以上装備している、SEO界隈では最強クラスの国産ツール。
世界最大量の日本語データを保有しているので、ブログ記事のSEO対策において欠かせない「キーワード選定」も高い精度で実施できます。
最も特徴的なのは「ワードマップ」という機能で、キーワードを入力するとそのキーワードと関連性の高いキーワードを一瞬にしてマインドマップ化して表示してくれます。
また調査対象のサイトがどのキーワードで流入を獲得しているかを探る「サイトキーワード分析」、4社の流入キーワードを比較する「競合サイト比較」、SEO上の自然流入で競合となるサイトを見つける「競合ドメイン調査」、上位表示させたいコンテンツに必要な単語を抽出する「共起語分析」をはじめ、ありとあらゆる方面からの分析が可能です。
ただしスタンダードプランで月額が148000円とかなり高額なうえ、導入時にイニシャル費用が15万円掛かるので、個人での導入はかなり大きなサイトに成長しないと厳しい価格帯です。
- キーワードの関連性をビジュアル化するワードマップが秀逸
- SEO上の競合サイトを発見
- 競合サイトの調査・分析、キーワード抽出が可能
- 共起語分析・検索ボリューム調査・上位ページの構成把握も可能
「keywordmap」はキーワード分析にかなり強いイメージ。サクッと導入できるぐらい稼げるようになりたいですね。
その他の情報
URL | https://keywordmap.jp/ |
利用条件 | 有料(7日間は無料) |
運営母体 | 株式会社CINC |
シミラーウェブ(Similarweb)
「シミラーウェブ(Similarweb)」は、イスラエルで設立されたSimilarWeb社が提供するマーケティングツールで、Webサイト上で対象URLを入力するだけでグローバルランキングや国ランク、カテゴリーランクが見れます。
基本情報である合計訪問者数、直帰率、ページビュー、滞在時間なども一覧でわかるので、競合サイトのアクセス状況を無料で簡単に確認したい時に重宝する人も多いです。
特に「競合および類似サイト」の項目は、上位の競合サイトを明らかにし、自分のサイトの潜在的な競合や新しい競合サイトを見つけだすことができます。
- URLを入力するだけであらゆるサイトの概要データを瞬時に取得可能
- 競合サイトと自社サイトの比較が簡単にできる
- お手軽感に使える分析ツール
今の自分のサイトと競合・類似するサイトはどこなのかを、ビジュアルで比較する時はめちゃめちゃ便利!
その他の情報
URL | https://www.similarweb.com/ |
利用条件 | 一応有料だが無料で十分使用できる |
運営母体 | SimilarWeb社 |
キーワードサーチツール
キーワードサーチ系のツールは、SEO対策の中でも特に重要なキーワード選定に特化したツール。
アフリィエイトブロガーにはキーワード選定は必須の作業なので、紹介するツールのどれかを使用して必ずキーワード選定を行うようにしましょう。
ラッコキーワード
長らくブロガー界隈で神ツールとされてきた「関連キーワードツール( 仮名・β版 )」をリニューアルする形で開発されたのが「ラッコキーワード」。
ラッコキーワード最大の特徴が、検索エンジンで特定のキーワードを入力したときに自動表示される検索候補(サジェストキーワード)を取得できる点で、そのほか共起語取得・連想語取得をはじめとした複数のツールのほとんどを無料で使うことができます。
加えて「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」などの質問サイトから入力キーワードに関する質問を抽出ができるのが便利で、この機能を使ってユーザーの悩みからお宝キーワードを発掘できることもあります。
- サジェストワード取得が超便利
- 検索キーワードに関連するQ&Aサイトを収集可能
- 上位20位サイトの「共起語」を抽出可能
- 「周辺語・連想語」「類語・同義語」も一覧表示
- 検索キーワードに関するニュース・話題の記事を確認できる
キーワード選定をする時にまず行うサジェストワード取得には、ラッコキーワードがないと始まりません、
その他の情報
URL | https://related-keywords.com/ |
利用条件 | 無料でほぼ使える(有料版はサジェストプラスが利用可能) |
運営母体 | ラッコ株式会社 |
ウーバーサジェスト(Ubersuggest)
「ウーバーサジェスト(Ubersuggest)」はニール・パテル氏というアメリカの有名Webマーケターが開発したSEOツールです。
サイトに自身の名前を入れたり、顔写真が入ったり個人の押しが強いですが、キーワード調査、トラフィック調査、被リンク調査などが直感的に使える点が魅力です。
無料版は1日の検索回数は3回までだったりと表示制限が多く使えない、という声も聞かれるほどクセの強いツールですが、対象URLをいれるだけで直近4ヶ月のトラフィック、SEOキーワードランキング、トップSEOページ、SEOキーワードを無料で調査できるのでSEOツールとしては非常に優秀。
また被リンクの概要なども確認でき、対象とするサイトを調べる際にはとても便利ですが、すべてのデータを見たい場合は有料化する必要があります。
- ライバルサイトの主要な流入キーワードが丸裸にできる
- オーガニックキーワード数、月間トラフィック、ドメインパワー、被リンク数が見れる
- 有料版は1日のレポート回数が100回まで(パーソナル)可能になり、流入している全ての検索ワードを見ることが可能
- Chromeで使用可能な拡張機能が使える
- サイトスピードが結構重い
自分はトップSEOページ機能で、競合サイトのどのページに流入が多いのか調べるときによく使用しています。
その他の情報
URL | https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/ |
利用条件 | 無料でも利用可能(1日の検索は3回) |
運営母体 | ニール・パテル氏 |
キーサーチベータ(keysearch Beta)
「キーサーチベータ」は、特定のワードについて関連性のあるキーワードをマインドマップに自動で落とし込んで表示してくれるツールです。
高い精度があるとは言えないですが、ブログ初心者にとって最も重要なカテゴリー選定において判断基準のひとつになり得るので、主にサイト構成を考える初期に使用します。
検索したキーワードを中心にしてサジェスト候補がツリー形式で表示されるので見やすいのですが、関連キーワードが二階層目までしか表示されないので、対象キーワードのおおまかな分類を掴むために利用しつつ、他のツールと併用するのがおすすめです。
- 対象キーワードからの派生キーワードをマインドマップ化できるので情報整理しやすい
- ロングテール記事で上位表示を狙いたいときに便利
- 取得したサジェストキーワードをSVG・CSVでダウンロード可能
- 二階層目までしか見れないのが難点
自分はトップSEOページ機能で、競合サイトのどのページに流入が多いのか調べるときによく使用しています。
その他の情報
URL | https://kitsune-room.com/tools/keysearch/ |
利用条件 | 無料で利用可能 |
運営母体 | きつね@アフィとアド |
aramakijake.jp
「aramakijake.jp」は「SEOラボ」というサイトを運営する株式会社ディーポ社が提供しているツールで、「検索数予測ツール」と「競合検索数予測ツール」の2つの機能があり、誰でも無料で利用可能です。
「検索数予測ツール」は入力キーワードに対する関連語・月間推定検索数・月間検索アクセス予測数が瞬時に確認でき、「競合検索数予測ツール」はURLとキーワードを入力すると「月間推定検索数」とその記事に対する対象URLの順位を知ることができます。
Yahoo!での検索順位も取得できるので、キーワードプランナーやウーバーサジェストなどと併用するとより精度の高いキーワード選定に役立ちます。
また、ディーボ社は被リンクチェックツールであるhanasakigani.jpをはじめとして、手軽に使えるSEOツールを複数提供しています。
- 「検索数予測ツール」「競合検索数予測ツール」が無料で簡単に使える
- Yahoo!の検索順位や検索キーワードが得られる
- 他のキーワード選定ツールと併用すると良い
「aramakijake.jp」はGoogleだけでなくYahoo!の検索結果も同時に得られて比較できるのが魅力です。
URL | http://aramakijake.jp/ |
利用条件 | 無料で利用可能 |
運営母体 | 株式会社ディーボ |
キーワードプランナー
「キーワードプランナー」は、Google公式の広告出稿サービスであるGoogle広告(旧Googleアドワーズ )内で使える機能で、広告掲載する際の入札単価、キーワードの月間検索数などを調べることができます。
ラッコキーワードなどで抽出したサジェストワードをキーワードプランナーに入力し、検索ボリュームや競合性を調査したり、ロングテールキーワードを選ぶときに新しいキーワードを見つけるのにも重宝します。
キーワードの検索ボリュームを調べる際に具体的に細かい数値を知りたい場合は、実際に広告配信をする(出稿の予算を付ける)必要がありますが、無料でも1~10、1000~1万といったざっくりとしたボリューム表示は可能です。
- 指定するキーワードや関連キーワードの月間検索数や競合性を調査できる
- ロングテールを狙う時に新しいキーワードを見つける機能がある
- 広告配信の予算策定に便利
- インターフェイスはわかりにくく、使い勝手はあまり良くない
- キーワード選定にはブロガー全員が必須
キーワードプランナーはGoogle広告を利用しない人でもキーワード選定に必須のツールなので必ず登録しよう。
URL | https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/ |
利用条件 | 無料でも利用可能。広告配信の課金によりボリューム検索の精度アップ |
運営母体 | Google社 |
検索順位・競合チェックツール
自分の書いたブログ記事が、狙ったキーワードで上位表示されているかどうかを確認する作業は、SEO対策の中でももっとも重要な作業ですが、その順位変動を登録キーワードごとに追えるのが検索順位チェックツール。
さらにツールによってはライバル記事のの順位変動も同時に追える機能を搭載しているものもあります。
Nobilista(ノビリスタ)
「Nobilista(ノビリスタ)」はPCへのアプリインストールを必要としない、クラウド型検索順位チェックツールで2021年に登場した新しいSEOツールです。
Web上で使えるので、WEBブラウザーであればPCでもスマホでも端末を問わずどこでも検索順位をチェックできます。
毎日の検索順位チェックは、自分の任意のタイミングで検索順位を探ることはできないですが、事前にキーワードを登録しておけば毎日朝5時に自動的に抽出してくれるのでとても楽。
検索ボリュームやキーワード難易度、検索結果の特徴、想定アクセス、登録キーワードに対するランクイン記事の順位変動を一覧でチェックできます。
まだ既存のライバルツールと比べると機能は少ないものの、1ヶ月単位の契約でいつでも解約可能なのでとりあえず検索順位チェックツールを使ってみたいという人にはちょうどいいツールです。
- クラウド型だから端末を選ばずどこでもチェックOK
- 検索順位は毎朝5時に自動集計
- ランクイン記事の順位変動、キーワード難易度や検索ボリューム、想定アクセス・検索結果の特徴などがわかる
- カニバってるコンテンツもチェック可能
- 初回7日間は全機能を無料で使え、1ヶ月単位の契約が可能(いつでも解約可)
- デザインが秀逸で直感的に使える
ノビリスタは有料だけど、毎日のブログ作業には欠かせないツール!私ももちろん使用しています。
私が唯一有料で使用している、検索順位チェックツール「Nobilista(ノビリスタ)」の使用感については、下記記事で詳しくレビューしています。
その他の情報
URL | https://www.similarweb.com/ |
利用条件 | 月額990円〜(初回7日間は無料) |
運営母体 | 株式会社IIP |
GRC
「GRC」シェルウエア社が2004年から提供する検索順位チェックのスタンダード的な存在で、PCにインストールして使う形なのでじっくりサイト運営を分析するのに向いているツールです。
登録したサイトのキーワード毎の記事の順位変動を観測できる点は前述のノビリスタと同じですが、登録できるサイト数も最低5つ、キーワード数は500〜と段違いに多いので、複数のサイトを運営する人はGRCが有利。
またGoogleだけでなく、Yahoo!やBingなどの検索エンジも対象とできるのは強みで、ランクインしている上位100サイトの検索順位を追跡することも可能です。
機能が豊富なので、個人ブロガーだけでなく企業のWEB担当者にも利用価値が高いツールです。
- 月額なんと475円から利用可能
- 豊富で優れたSEO機能と直感的に使える操作感が魅力
- 高速なレスポンスかつ網羅的にデータ表示を両立できる
- ユーザーが望む機能を取り入れて日々アップデートしている
- ツールの見た目が簡素でそっけない
- Macユーザーに非対応(Windowsのみ)
検索順位チェックツールとしては間違いなく第一人者。価格に対する機能の充実度がコスパ抜群です。Macに非対応なのが痛いところ。
その他の情報
URL | https://seopro.jp/grc/ |
利用条件 | 月額475円〜(初回7日間は無料) |
運営母体 | 有限会社シェルウェア |
Rank Tracker(ランクトラッカー)
「ランクトラッカー」は「GRC」と並んで、検索順位チェックツールの双璧をなすSEOツールですが、GRCが対応していないMacOSに対応しているので、特にMacユーザーに人気です。
機能としてはGRCが備えている機能はもちろんのこと、加えて競合サイトの分析機能は圧倒的にランクトラッカーの機能性の方が上です。
その分料金が高額なのと月単位での契約ができない点が少しネックですが、月に50万円や100万円の収益をブログで狙おうという人にとっては外せないツールです。
利用方法はGRCと同じくアプリをインストールして使用する形になります。
- ノビリスタ・GRCの機能はすべて兼ね備えている
- 競合サイトの分析では他社の追従を許さない圧倒的機能性を誇る
- GRCが対応していないMacOSにも対応
- サポート対応が英語のみ
- 料金が高い
ノビリスタとGRCとの機能・料金面の比較も別記事でおこなっているので、ぜひ参考にしてみてください。
その他の情報
URL | https://www.seopowersuite.jp/ |
利用条件 | 年2万円(無料でもお試しでの利用は可能) |
運営母体 | Link-Assistant.Com |
ドメインパワーチェックツール
サイトの記事がどれぐらいGoogleで上位表示されやすいかの指標として、「ドメインパワー」という概念があります。
ドメインパワーはGoogleが公表しているわけではないですが、影響力を示すひとつの基準としてSEO業界では広く知られている考え方で、各SEOツールが独自の視点を交えながら数値化しています。
MOZ
MOZは2004年に設立されたアメリカの企業MOZ社によるSEOツールで、キーワード分析を行う「Keyword Explorer」、被リンク状況を調査できる「Link Explorer」といった便利なSEOツールが無料で利用できます。
MOZは「DA(Domain Authority)」というドメインの権威性という概念を確立したことでも有名で、DAは一般的にSEO界隈でサイトの力を表すドメインパワーの指標にもなり、1〜100の数値で示されます。
またページ単体の強さを測るPA(Page Authority)も確認できるので、DAと合わせて競合サイトの分析の指標とすることができます。有料版のMOZ Proは、24時間365日オンラインサポートが受けられる他、SEMrushやAhrefsなどの強力なSEOツールに匹敵する機能を備えています。
- 対象サイトのDA(Domain Authority)・PA(Page Authority)が確認できる
- いつどんな被リンクを得たか(ロストしたか)を調査できる
- 有料版はクロームの拡張機能がすべて利用可能
日本語に対応していないのが辛いけど、特に詳細な被リンク状況を確認する時に主に使っています。
その他の情報
URL | https://moz.com/ |
利用条件 | 無料で利用可能(有料版はMOZ Pro) |
運営母体 | MOZ社 |
パワーランクチェックツール
「パワーランクチェックツール」は、株式会社アクセスジャパンが運営する「アクセスSEO対策ツールズ」というSEOツールのうちの機能の一つ。
対象とするサイトのURLを入力するだけでドメインパワーを簡単に知ることができ、おそらくアフィリエイトブロガーの全員が利用していると言ってもいいでしょう。
分析結果も単純な数値の表示ではなく、ドメインの古さや、被リンク元の品質・リンクパワーに独自採点を加えてドメインパワーを算出してくれます。
前述のとおりドメインパワーはあくまで概念的なものですが、ライバルサイトと自分のサイトにどれぐらいの差があるのかを客観的に測定するのにとても便利なツールです。
- 無料でドメインパワーを知るのに唯一無二の存在
- 被リンクを重視したドメインパワー分析
- ブロガー全員が使うべきツール
1日3回しか検索できないのが痛いけど、ドメインパワーを知るにはなくてはならない存在です。
その他の情報
URL | https://www.ispr.net/ |
利用条件 | 無料利用可能(1日の利用回数3回まで) |
運営母体 | 株式会社アクセスジャパン |
文章校閲ツール
文章校閲ツールは、ブログ記事の文字やスペルの誤植、コンテンツの他サイトとの重複などをチェックするもので、記事のクオリティを上げるために使用します。
完成した記事をアップする前に使用することで、記事の品質をワンランクアップすることが可能です。
Copy Content Detector
「Copy Content Detector」は自分の記事の文章がネット上にある他の文章とどれぐらい似通っているかを調べることができるツール。
記事を書く際にライバルサイトの内容を分析するのは重要ですが、それにより文章が似過ぎるとコピーコンテンツとGoogleに判断されて、サイトのSEO評価を下げる原因となります。
Copy Content Detectorを使って、自分の記事が他サイトの二番煎じになっていないかをチェックしてから公開することで、ブログ記事のオリジナリティを保つことができます。
- サイト内の文書が他のサイトと重複していないかチェックできる
- 過去に登録したテキストとの比較も可能
- 4000文字までのテキストであれば無料で回数制限なしにチェック可能
- 文章チェックも高速でストレスがない
コピーコンテンツ判断を受けてしまうとかなりの悪影響なので、文章をチェックして重複度が2割以下になるようにしたいです。
その他の情報
URL | https://ccd.cloud/ |
利用条件 | 無料で利用可能(有料プランもあり1000円〜) |
運営母体 | 株式会社ニューシステムクリエイト |
オンライン文章校正支援サービスPRUV(プルーフ)
「オンライン文章校正支援サービスPRUV(プルーフ)」は、対象となるテキストを入力すると文章の文字校正を自動で行ってくれるツールで、日本語の文法や固有名詞はもちろんのこと、送り仮名の正誤や誤入力、表記ゆれなど多数の方法に対応した校正をしてくれます。
誰でも利用できますが、ユーザー登録をすると辞書機能などの拡張機能が使えるようになります。
完成したブログ記事を公開する前に入力してチェックすることで、事前に誤字脱字や誤った言い回しを見つけることができるので、かなり便利です。
- 文法や固有名詞、送り仮名、誤植などを自動チェックできる
- 文字数カウンター機能あり
- 会員登録することで辞書機能などの拡張機能が使えるようになる
スペルミスや誤植ってなかなか自分では見つけきれなかったりするから、こういった機能を使うのは記事の品質を上げるのに有効です。
その他の情報
URL | https://pruv.jp/ |
利用条件 | 無料で利用可能 |
運営母体 | PRUV |
特におすすめしたいSEO対策ツール10選
おすすめのSEO対策ツールを18個紹介しましたが、これだけのツールを同時に使いこなすのは正直難しいです。
実際、私がメインで使っているツールは紹介したツールのうち、以下の10つのツールです。
サイト分析・診断ツール
キーワードサーチツール
検索順位・競合チェックツール
ドメインパワーチェックツール
文章校閲ツール
この10個のツールをやるべき作業に応じて使い分けていますが、ほとんど無料のツールで、課金しているものは検索順位・競合チェックツールの「ノビリスタ」の月額990円のみです。
検索順位・競合チェックだけはどうしても有料のSEOツールでないとデータの取得が難しいです。
それぞれのツールは作業のステップによって使い分けています。
- ラッコキーワードにてサジェスト収集
- サジェストワードをキーワードプランナーにて精査
- Keysearchbetaにて記事にしたいキーワードの派生をチェック
- PRUVで文章校正
- Copy Content Detectorで文章の重複度をチェック・修正
- ノビリスタで検索順位チェック
- パワーランクチェックツールでドメインパワーをチェック
- Page Speed Insightでサイトスピードチェック
- グーグルサーチコンソールでクエリチェック
- グーグルアナリティクスで流入状況をチェック
記事の公開後はサーチコンソール、アナリティクスと併用して、検索順位チェックツールで順位変動を一覧で確認し、リライト対象の記事を探しています。
SEO対策にはSEOツールが必須
以上SEO対策に役立つツールを紹介しました。
高額なSEOツールを導入すればそれひとつで事足りるかもしれませんが、ほぼ無料でもこれだけ便利なツールが世の中にはたくさん存在するので使わない手はないです。
また安価なものでも良いので、有料の検索順位チェックツールをひとつ導入しておくと劇的に作業が捗るようになります。
- 機能とコスパのバランス最高!【Nobilista(ノビリスタ)】月額990円〜
- Windowsユーザーでとにかく安く抑えたい!【GRC】月額475円〜
- 料金は高いがWin/Macにも対応!【Rank Tracker】月額約1417円〜
また利用していない人は、この機会に色々試してみて自分に合ったものを見つけてくださいね。
今回はここまでです。
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