副業ブログを始めたけど、良く聞く収益記事と集客記事の違いって?
ブログは思いつきで記事をいくら書いても収益化することはできません。
ブログで稼ぎたければ、「収益記事」と「集客記事」の書き分けが大事。
これを前提に記事を書かないと、たとえPVが集まっても全然稼げないサイトになってしまいます。
今回はブログで稼ぐために欠かせない「収益記事」と「集客記事」の違いについて解説します。
- 収益記事と集客記事の違い
- 収益記事と集客記事の書き方
- 第三の記事「商標記事」について
「収益記事」と「集客記事」の違いとは?
収益記事と集客記事を掘り下げる前に、それぞれの役割を知っておく必要があります。
収益記事は文字通り「稼ぐ」ための記事
収益記事とは、読んで字のごとく稼ぐための記事になります。
つまり収益記事を読者が読んだあと、そのまま行動に移させるためのページ。
この行動とはアフィリエイトリンクから商品を購入するという購買行動を指します。
そのため収益記事は具体的な解決策と、それを実現する商品やサービスを提示する「キャッシュポイント」を作ることが目的となります。
- 読者に商品やサービスをアフィリエイトリンクから購入してもらう(ゴール)
収益記事は24時間働いてくれる無人の営業マンみたいなもの。なので気合を入れて書きましょう!
集客記事は収益記事に誘導する記事
一方の集客記事は、稼ぎ頭となる収益記事に読者を誘導するページです。
収益記事につなげることを目的としているので、基本的に集客記事で商品やサービスを売る、つまりアフィリエイトリンクを貼ることはしません。
サッカーでいう「ボール=読者」とすると、集客記事はボールを「トラップ」し収益記事に「パス」する役割になります。
- 収益記事に関連する横軸のキーワードで読者をブログに集める(トラップ)
- 集客記事で集めた読者を収益記事に誘導する(パス)
つまりトラップしたボールを良いパスが出せるかどうかでゴール(収益を上げる)の確率が大きく変わります。
収益記事と集客記事の役割はフォワードとミッドフィルダーみたいな関係性といえます。
集客記事から収益記事への流れ
ではこれを具体例を出して説明します。
図のように、「英会話 おすすめ教材●●選」が収益記事だとすると、「英会話 勉強方法」「英会話 アプリ」「英会話 オンライン」「英会話 料金」といったキーワードが集客記事となります。
最終的な目標は英会話教材を購入してもらうことですが、その前段階に読者は次のようなことを考えています。
- 英会話をどのように学べばよいのか
- 英会話の良いアプリはないか
- 英会話のオンライン講義はないか
- 英会話スクールはどれぐらいするのか
これらのアンサーとなる記事を集客記事として書くことでサイトにアクセスを集め、ゴールである英会話教材のおすすめ等の記事、つまり収益記事に誘導するという流れをつくることが重要なのです。
集客記事のイメージが掴めたでしょうか。
また収益記事と集客記事の記事構成についてですが、トピッククラスターという構造を意識することがSEO的に優位といわれています。
よってどういうキーワードで集客をしてどういうキーワードで収益を生むのか、サイトの構造をある程度事前に決めておくことでスムーズに進めることが可能になります。
収益記事の書き方とは?
収益記事の書き方には、3つのポイントがあります。
- 収益化キーワードで書く
- アフリエイト商品を最初に決める
- 比較やランキング、おすすめ形式にする
順に説明します。
収益化キーワードで書く
収益記事を書く時は、購入を前提としている読者を意識したキーワードで書く必要があります。
なぜなら収益記事を読む読者は、その時点で商品・サービスに対しての不安や疑問点について一定の解決策を見つけている場合が多いからです。
つまりその読者は、解決のための具体的アクションとして「購入品の選定段階」なので、検索する時点で購買行動につながりやすいキーワードで流入してきている可能性が高いというわけです。
購買行動に直結する「収益化キーワード」とは、具体的に以下のようなものをいいます。
- 収益化しやすいキーワード例
○○○ おすすめ | ○○○ 価格 |
○○○ 最安値 | ○○○ 比較 |
○○○ 口コミ | ○○○ 最強 |
○○○ レビュー | ○○○ 最高 |
○○○ 評判 | ○○○ 最新 |
いずれも根底には「失敗に対する恐怖」というのが必ずあります。
つまりこの失敗を回避するための方法を提示することが、一番成約の近道になるというわけです。
人間は成功以上に失敗を恐れるもの。失敗しない方法を提案するのは何にも勝る必勝パターンです。
アフィリエイト商品を最初に決める
収益化キーワードで記事を書くのが近道という話ですが、とは言えそもそも収益化できる商品・サービスが世の中にないことには話になりません。
もっと言うと世の中というよりは、アフィリエイト商材として存在しているか否かということです。
なのでまずは自分が興味関心のある商材を見つけることが肝心で、できれば自分の経験や体験が活かせるものがベター。
いくら良い商品でも自分が記事を書けるイメージが湧かない商品は避けたほうが良いです。記事を書くのが苦痛になります。
具体的なアフィリエイト商品の見つけ方としては、有名どころのASPに手当たり次第登録してこまめにチェック、という地道な作業になります。
比較やランキング、おすすめ形式にする
アフィリエイトする内容が決まり、関連する悩み・不安キーワードがセレクトできたらいよいよ記事化するわけですが、この場合の記事は比較やランキング、おすすめ○○選などの形にすると良いです。
いわゆる「まとめ記事」というものです。
どんな商品・サービスを扱うにしても、かならずライバル商品や使用した口コミなどが存在するはず。
収益化記事にたどり着く読者は既に様々な情報を持っている可能性が高いので、どれを選べばよいのか、また自分が行きついた商品(ここで言う貴方の商品紹介記事)の選択が正しいのか否かの答えを提示してあげる必要があります。
この時比較やランキングなどは相対的な指標になりますが、そこに書き手である貴方の主観、つまり貴方の体験談を加えてあげることを忘れずに。
例えば、
- 「このAは通常○○の点からBの方が良いけど、○○したい私にはAの方が使い勝手が良いです」
- 「Aを買えれば一番だけど、○○するぐらいならBでも十分。」
このような貴方の置かれている立場からの意見が、記事のオリジナリティにつながります。
客観的な比較だけだと弱いし、読者もやっている。欲しいのは後押しだから貴方は「どう思ったか」が大事。
集客記事の書き方とは?
集客記事の書き方には、3つのポイントがあります。
- 集客記事に関連するキーワードで書く
- 必要ならボリュームを気にせず書く
- 思っているほど読まれないのを前提にして書く
順に見ていきます。
収益化に関連するキーワードで書く
集客記事は収益記事にパスを出す大事な役割があるので、収益化に関連したキーワードで書くのが大前提。
商品やサービスの購入自体を既に決めている人は「おすすめ」「口コミ」といったキーワードで検索しますが、集客記事のターゲットはその前段階である人。
検討中の人は根底に「購入して後悔したくない」という失敗に対する恐怖があるので、集客記事では不安や悩みについての記事を優先的に書くのが効果的です。
- 収客しやすいキーワード例
○○○ 痛い | ○○○ 防止 |
○○○ 苦しい | ○○○ 予防 |
○○○ 理由 | ○○○ 高い |
○○○ 失敗 | ○○○ 注意点 |
○○○ 解決 | ○○○ デメリット |
最低限今の状態を維持したい、あわよくば改善したいという誰にでもある感情を突くというわけです。
悩みや不安の解消方法を提示して、読者の信頼を得ることが、リンク先の収益記事においての成約の近道になります。
必要ならボリュームを気にせず書く
これは賛否両論あると思いますが、個人的には自分が必要だと感じたら検索需要が少なくても書くべきと考えます。
Web職TVで有名なブロガーなかじさんもおっしゃるように、月間の検索ボリュームは大事ですがそれよりも「どんな記事があったら自分のブログで読者満足をより得られるか」を考えてキーワード選定をしてください。
キーワード選定で月間検索数を参考にするのはいいと思うんだけど、それってSEOで上がる前提だよね。SEOで上がらないとどんなキーワードでもアクセス0だから
— なかじ / 中島大介 (@ds_nakajima) November 16, 2021
そう考えると検索数より「どうしたら読者に役立つブログを作れるか」でキーワード選定する方がいいと思うんだよね
その方が楽しくない?
その際には、メジャーすぎるビッグワードよりもミドルワードやロングテールキーワードなどの競合の少ないキーワードの組み合わせを積極的に狙いましょう。
例えば「英会話」1語がビッグワードなら「英会話 おすすめ」のような2語から構成されるのがミドルワード、そして「英会話 上達法 初心者」といった3語以上ならロングテールキーワードといったイメージです。
ビッグワード、ミドルワードなど明確な定義があるわけではなく、あくまで感覚的な差別化になります。
読まれないのを前提にして書く
読者はブログ記事を書き手が思っているほどしっかりとは読みません。
特に集客記事については説明部分を飛ばし読みして、答え部分だけピックアップして読んでいる場合が多いです。
なので、書き手は一から十まで読まれなくてもある程度理解してもらえるブログ記事を意識する必要があります。
- 適度に図解を用いる
- 箇条書きでかく
- 文章はシンプルかつ強調部分を目立たせる
- 段落や改行をうまく使う
余白をしっかり取りながら構成されているブログは読み飛ばされにくくなったり、読み飛ばされても主旨がわかりやすくなります。
有名ブロガーの記事はだいたいシンプルかつ余白多めの構成になっているね。
お宝の山「商標記事」とは?
収益記事と集客記事のほかに、「商標記事」というものがあります。
この「商標記事」とは、主に商品名と収益化キーワードを組み合わせて書く記事のことで、収益記事に近い記事構成になりますが、より具体的なアフィリエイト記事となります。
商標記事はうまくトレンドがハマれば大きく稼ぐことも可能。
ただし商標記事にもメリットとデメリットがあるので、理解した上で取り組みたいところです。
商標記事のメリット
商標記事を書くメリットは主に3つ。
- 読者の購買意欲が高い
- 売り手と買い手が明確なので書きやすい
- 競合が少なく上位表示を狙いやすい
商標記事は、読まれる段階でそもそも読者の購買意欲が高いです。
例えば「SK-2 口コミ」「SK-2 評判」など、より具体的な商品の購入を検索している読者がターゲットなので、成約までもかなり近くなります。
前述の収益化キーワード・集客キーワードの「○○○」部分が具体的な商品名になるということです。
しかも買いたい読者と売りたい商品が明確なので売るための記事も書きやすい上に、ニッチな商品になるほど競合が減るため上位表示も取りやすい。
検索結果にて1位や2位などの上位表示が取れれば、検索ボリュームが少なくても成約まで十分繋ぐことが可能になります。
集客記事での使用も可能で、例えば「脱毛 注意点」の代わりに「商品A 注意点」とすることで商品を使う上での懸念点抽出となり、収益記事へのつなぎ込みがよりスムーズにできます。
商標記事のデメリット
対して商標記事のデメリットは主に2つ。
- 商品の需要によりPVが大きく左右される
- アフィリエイトが終了すると記事の価値がなくなる
商標記事は商品を限定するため、世の中で需要がなくなると記事のPVも減少してしまいます。
また商品の需要はあってもアフィリエイト商品としてASPでの提携が終了してしまうと、以降収益がゼロになってしまうというリスクもあります。
一種のトレント記事に近い性質があるので、この点は要注意です。
なのでいくら商標記事が書きやすいからといって、商標記事のみでブログを構成するのは危険。
まとめ記事を収益記事を軸として、ポイントで商標記事を盛り込んでいくのがベターです。
アフィリエイトで稼ぐには計画性が大事
収益記事と集客記事、そして商標記事はそれぞれの記事に役割があり、どれもアフィリエイトブログで稼ぐには欠かせない要素です。
特徴を理解して使い分けしながら計画的に記事を増やしていきましょう。
最後にまとめです。
- 収益記事は収益化キーワードを中心にまとめ記事形式にする
- 集客記事は悩みの解消方法を提示して収益記事につなげる
- トレンドを見ながら商標記事を併用するのも効果的
今回は以上です。
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